【借金の経緯】家賃と消滅時効について

家賃の契約は私なので家賃は私が支払う

スポーツジムでヨガのインストラクターをしているのですが、以前は、別のフィットネスクラブで仕事をしていました。

そして、その時に同僚だった男性と2年半ほど、お付き合いをして、後半約1年間は彼が私の家に居候(?)というか、同棲していました。

彼もスポーツインストラクターで、性格も穏やかだと思っていたのですが、同棲し始めたあたりから、おかしくなったというか、本性が現れたというか、ものすごい束縛・拘束が始まりました。

とにかく、どこにいても、1時間おきに所在確認のLINEが入り、返事が遅れると、矢のように電話がかかってきます。

そして、家に帰っても、

「何していたんだ」、

「男と会っていたんではないだろうな」、

と携帯(スマホ)もチェックされます。

加えて、財布もチェックされ、

「デートするんじゃないならそんなに金を持ち歩く必要はないだろう」、

「クレジットカードは置いていけ」、

と本当に、交通費しか渡されない日々が続きました。

そして、ある日、

「もう嫌だ」

「出て行って」

「出ていかないなら私が出ていく」

と言いました。

ですが、

「お前の名義で借りた家だから家賃はお前が支払うんだからな」

「俺は家賃は払わねえぞ」

「出ていったらお前は借金まみれだ」

と脅されました。

ですが、私も一杯一杯でしたので、彼がいない隙に荷物をまとめて逃げ出しました。

一応、大家さんには、お詫びと自分ではもうどうしようもない旨をお手紙にしたためて。

それから、ある荷物は捨てられようが、カギを変えられようが一切、異議は申しません、とも。

無責任だとは思いましたが、本当に、逃げるしか私には思い付くことがありませんでした。

家賃未払いを放置するとどうなるか

そして、その後、一旦、東京に出て、それから、アメリカにいきました。

当初は、彼から滅茶苦茶に連絡が入っていましたが、3カ月程度でぱったりと連絡は来なくなりました。

それから、6年ほど経ち、また、実家のある仙台(宮城)に戻りました。

つい先日、彼が実家の鹿児島に帰ったことを知り合いの伝手で聞いたからです。

そうしましたところ、どうして私が仙台に戻ってきたことが分かったのか分かりませんが、

内容証明郵便

という手紙が実家に来ました。

仙台の司法書士さんに借金解決相談(任意整理)

その内容は、私も忘れていたのですが、その大家の相続人という人の弁護士さんからのものでした。

要するに、私に未払いのお家賃があるのでそれを支払うようにという内容でした。

しかも、私の連帯保証人には、私の義理の兄(私の姉の旦那さん)がなってくれていたので、私の義理の兄にも同じ通知を送ったと書いてありました。

私は、びっくりして、義兄に連絡したところ、やはり、同じ書面が来ているという事でした。

しかも、金額が高額になっているので、義兄もどうしていいか分からない、と怒っているというよりも困っておりました。

そこで、私は、

「私がこの件は責任をもって解決します」

「絶対に迷惑はかけません」

ということで、慌てて、宮城県内、仙台市内で、借金解決相談ができるところを探しました。

そして、最初は司法書士さんという事務所に行きましたが、

「なんとか分割でも支払わないと、破産なんかしたら、義兄さんに請求がいきますよ」

と言われて、

破産なんてするつもりはありません」

「どんなことがあっても支払います」

「ただし、分割でないと一括では無理なので」

とお願いしたところ、

「うちは任意整理もやっているんで、3年ないし5年の分割払いにできますよ」

と言われてほっとしました。

そして、着手金もお支払いして、連絡を待っていたところ、

その司法書士さんの事務員さんから連絡があり、

「あのう、債権者の代理人が『一括で支払わないと認めない』って言うんですよ」

と言われてしまいました。

「でも、任意整理とかできるっておっしゃっていましたよね?」

と聞いても、

「それは、普通の金融機関相手の話ですし、任意整理って言ったところで債権者が呑まなきゃ無理なんです」

と冷たい返事でした。

「そんな・・・もし払えないとどうなるんですか?」

と聞くと、

「あの勢いですと訴訟を起こされるかもしれません」

とのことでした。

義兄にも既に司法書士さんに頼んだから大丈夫だって言ってしまった手前、どうしようかと悩んでいると、なんと、本当に訴訟を起こされてしまいました。

司法書士さんに、その裁判所からの書類を持っていくと、今度は、

「あのですね。うちは司法書士なので140万円までしか対応できないんです」

と言われてしまいました。

「そんなの初めに言ってくださいよ!」

「なんとかしてください!」

とさすがに私も、今更、後には引けず強く言ったところ、その事務員さんが、あたふたし出して、司法書士さんが出て来ました。

「何か誤解があったようですが、とにかく、着手金はお返しします」

「あと、もはや弁護士さんにお願いしないといけないのですが、特に、これという弁護士さんを知らないんで、お願いですから、ネットか何かで調べてもらえませんか。」

と言われてしまいました。

私も、この人たちに付き合っていられないと思い、自分でネットで「借金解決相談 仙台」「借金解決相談 宮城」で必死に調べました。

そして、ようやく今の弁護士さんに行きついた次第です。

というのも、司法書士さんのところの事務員さんが、帰り際に、

「仙台は狭いですから、できれば、仙台のしがらみがない弁護士さんがいいんじゃないですか?」

と言われて、「東京」の文字が入っている事務所で仙台にも事務所がある弁護士さんにしました。

(理由はそれだけです。しがらみとか言われても分からないので。)

その面談の日は、東京の弁護士先生も来ているという事で、その人に裁判所の書類を見てもらいました。

すると一言。

「これってもう時効でしょ?」

と言われました。

時効ですので、訴訟の中で援用の主張をすれば方がつくはずだけどなあ。」

「弁護士ついているのに、しかも、裁判所も何で何も言わないんだろう?」

と不思議がっていました。

【受任後の経緯】について弁護士より解説

どうも大家さんの方で相続が発生したようで、その大家さんの相続人がご依頼者さんが送った手紙を遺品を整理していたところ見つけて、請求してきたようです。

それで、その手紙には、たしかに、

「この件については、後日、必ず、責任をもって私がお支払いします」

と書いてありました。

ただし、民法上、「時効の利益は、あらかじめ放棄することができない」のです。

ですので、手紙をもって時効利益の放棄とすることはできません。

そうしましたら、今度は、司法書士の分割払いの申し入れが債務の承認にあたるので、時効完成後の債務承認だとも言っておりましたが、そもそも司法書士は140万円までしか代理権が認められません

(その意味では、その不思議な司法書士さんは良かったんですが)

それで、結局、相手は訴えを取り下げました。

(裁判所もさすがに判決を書くまでもないと思ったのでしょう)

もちろん、連帯保証人の方も消滅時効の援用をして終了です。

【債務整理終了後の感想】ご依頼者様より

一時期は、義兄に申し訳ないと頭がパニックになりましたが、本当に安心しました。

もちろん、私の無責任な行動が原因で、今回の騒動を巻き起こしてしまったのですが、今後は何かあったら自分で勝手に判断せずに、弁護士さんに相談しようと思いました。

何もないようにしますが。

お世話になりました。