自転車操業の借金地獄!債務整理(個人再生・破産等)の費用はみんなどう準備している?

~自転車操業の借金地獄から抜け出すためには、債務を整理することが必要です。債務整理には、任意整理、個人再生、破産などの方法がありますが、いずれにせよ、債務整理の費用がかかります。では、債務整理の費用はいくら?債務整理の費用をどうやって準備すればいいの?様々な人々を見てきた弁護士(宮城・仙台)から現実的なアドバイスを~

【ご相談内容】債務整理の費用準備について

俗にいう自転車操業の借金地獄です。

自宅は仙台にあるのですが、主人が5年間ずっと東京に単身赴任で、仙台には、私と子供2人が暮らしております。

子供は、両方とも、もう成人しております。

上の子は息子で、ようやく、今年の医師国家試験に合格して、4月から大学病院で働きだしております。

下の子は女の子ですが、薬学部を来年卒業します。

ようやく、子供たちを送り出したという安堵感もありますが、私名義でたくさんの借金が残っております。

しかも、主人にも私の両親にも内緒です。

無駄遣いをしたわけではありません。

月々の夫からの送金だけでは、教育費・生活費がどうしても足らなかったのです。

ですが、主人にも相談しておりません。

相談したところで、主人の給与は決まっているし、どうせ、

「何とか工夫しないと。」

「俺の給与の範囲で生活を成り立たせるのが君の仕事でしょ?」

「俺は朝から晩までめいっぱい働いて小遣い5万円で1人で頑張っているのにあなたは何しているの?」

などなど、言われるのが目に見えているからです。

両親にも相談していません。

実は、昔、私がエステ等にお金を使い過ぎて、借金の肩代わりをしてものすごく迷惑をかけてしまい、とても、お金の相談ができるという関係ではないのです。

ただし、今回は、本当に無駄遣いなど全くしておりません。

本当に、生活費や教育費が足りない分の補填です。

とにかく、最優先で住宅ローンを支払い、私名義の借金を返済したら、生活費が残らないので、またすぐに借入れをするということを繰り返しておりますので、

要するに、金利だけを支払いしている状況で、借金は増えることはあっても減ることはありません。

知り合いからは、

「1人は医者で、1人は薬剤師で、うらやましいわね。」

と羨ましがられていますが、実態は、借金まみれで悲しくなります。

しかも、息子も働きだしたばかりで給与も安く、とても、相談などできません。

テレビで借金の相談のコマーシャルがありましたので、相談してみようと思いますが信用していいでしょうか?

費用はいくらぐらいかかるでしょうか?

旦那の給与は大体、手取りで40万ぐらいだったのですが、徐々に残業代がなくなってきて、減ってきております。

私は、以前パートをしていたこともありましたが、今は、完全な専業主婦です。

住宅ローンは私は名義人でも保証人でもありません。

どうしたらよいでしょうか?

【ご回答】

ご質問が多岐にわたるのは、気持ちが落ち着いていないということでしょうが、そのテレビでコマーシャルをしている弁護士事務所だか司法書士事務所だかに相談するということであれば、まずは、そちらに相談に行ってみてはいかがでしょうか?

信用できるのか?という点については、気になる事務所にまず行って、そこで、話を聞いてみて自分で確認されるのがよいと思います。

別にいきなりその場で高額なお金を支払わされたりしないと思いますよ。

ただ、なんかしっくり来ないとか、不安だとか、頼りなさそう、態度が嫌だ、などなど、気に入らなければ、依頼しなければいいんです。

費用も事務所ごとにいろいろな基準がありますので、実際にご確認していただければと存じます。

それでは、今回は、こんなところで。

・・・だと、何ですから、一応、他の点についても多少のアドバイスをさせていただきますと、

継続的な収入があるのなら任意整理や個人再生が可能

ご自身が今後、仕事を始める予定があるかどうかによって、借金返済ないしは借金整理の選択肢が変わってきます。

といいますのも、任意整理とか個人再生という、債務を整理する方法がございますが、これらは、今後も借金の返済を続けていかなければならない方法です。

つまり、返済の原資が必要なのです。

ご主人のお給与をうまくやりくりして返済の原資を作り出せるのであれば、任意整理や個人再生も可能なのでしょう。

そうでなくて、ご主人の給与は生活費に使わなければいけないので、とても、さらに返済にまで回せない、というのであれば、やはり、破産を検討しなければならないと思います。

破産手続き費用をどう工面するか

破産であれば、免責不許可事由にひっかからなければ、全債務の返済義務が免除されます。

つまり、負債はゼロになるわけですが、破産をするにも費用がかかります。

ですので、最低限、破産費用を捻出することはどうしても必要になってきます。

例えば、破産費用が貯まるまでは、パートに出るとか、子供に協力を頼むとかの工夫は必要になるかもしれません。

ただし、破産費用が貯まってから、司法書士や弁護士に依頼しようと考えてはいけません。

なぜだと思いますか?

その答えは、そんなこと言っていると、ずっと、

貯まらない

からです。

生活していると、いろんな支出があり、ついつい、貯めるのを後回しにしていまいがちになるのです。

加えて、司法書士や弁護士に頼まないと、いつまでたっても、債権者からの督促が止まらないから、下手すれば、また、その督促を止めるために、無理(無茶?)して、どこかから借りて返すことも懸念されます。

これを始めてしまうと、もう、どうにもならないです。

通常は、司法書士事務所でも弁護士事務所でも、破産費用の積み立て分割を認めているでしょうから(逆に、そうでない事務所には頼まなければよい)、

順番としては、

1)弁護士(司法書士)に依頼する

2)積み立てを開始する(※3)と同時)

3)弁護士ないしは司法書士から各債権者に債務整理開始の通知がなされる

4)積みあがったら、破産の申し立てをする

こういう流れにしないと最後までたどり着くのはなかなか難しいでしょう。

~債務整理(任意整理・個人再生・破産)をするにあたっては、乗り越えなければならない、いくつかのハードルがありますが、その一つが債務整理を費用をどのように捻出するかです。よほど、自己管理能力が高くなければ、すべてを自律的に行うのはなかなか難しいものです。以上、弁護士(宮城・仙台)からのアドバイスでした~