【借金が膨れ上がった経緯】

リボ払いは最初はいいが元本が減らない

数年前までは、ずっと、勤めでエスティシャンをやっておりましたが、独立して自分の店を出しました。

もちろん、ある程度の貯えをした上での独立だったのですが、やはり、何かとお金がかかります。

無借金での経営を目指してはいたものの、お客さんの波が激しいのと、広告費(ホットペッパーなど)そして、アルバイトのお給与で、うまく調整がつかず、お客さんはいないのに人件費が出ていくとか、広告を打ってもお客が来ないとかで、ついつい借金が増えていきました。

・クレジットカードでのショッピング(個人的なものではなくお店のもの)のリボ払い

・キャッシングのリボ払い

これらが最初はリボ払いにしていたので、そんなにきつくはなかったのですが、全然、借金の額が減らず、なんとかしたいなあ、と思っておりました。

それで、知り合いの人から、日本政策金融公庫から安い金利で借りて、それで借金をまとめたら、と言われたので、なんとか、言われるがままの書類を準備して、提出したのですが、結果は、審査が通らず、融資は出ませんでした。

すごいショックでしたが、理由は分かりません。

ただ、月々の返済に加えて、家賃、水道光熱費、材料費、リース料と今のままでは、安定してお店をやっていけないと思い、税理士さんに相談したら、

「どうせ、借り入れできないのであれば、借り入れ分だけでも債務整理でリスケしたらどうです?」

「リボ払いなんて、まず利息だけの支払いで元本は減らないですよ」

と言われて、そういう方法があるのかと思いました。

思いはしましたが、

「債務整理とか、弁護士なんて、ちょっとなあ」

という思いもあり、結局、苦しい支払いを継続しておりました。

きっかけは危険なリース契約

ところがある日、お店に、看板の営業の方が来て、実は、集客が安定しない、というお話をしたところ、

「無料お試しで3カ月間、看板を出して頂けます」

「それで全く効果がなければ契約解除してもらって結構です」

と言われて、その気になってしまいました。

ところが、なんか話がおかしくなってきて、契約書を出されて、

「これは仮です」

「3カ月経って、効果が感じられなければ契約解除して、当社が3か月分の代金をお支払いします」

とか言われて、契約書にサインして、担当者の人から、

「信販会社から確認の電話が入るので、必ず、全部『ハイ』と答えてくださいね」

と言われ、その通りにしました。

ですが、なんか怖くなってしまい、税理士の人に相談したら、

「それはマズい」

「すぐに弁護士を紹介するからその人に相談して」

と弁護士さんを教えてもらい、契約書を見せたところ、

「普通に、150万円のリースを組む契約です」

「契約解除しても、残りのリース料は支払わなくてはならないようになっていますよ」

と言われ、すぐに弁護士さんがその業者に連絡をとってくれました。

しかし、弁護士さん曰く、

「担当者はちゃんと説明したって言ってますよ」

「普通に看板設置のリースを組んだだけですって」

と言われて、目の前が真っ暗になりました。

ですが、弁護士さんは、信販会社にも連絡を入れてくれて、リースの実行をストップしてくれました。

間一髪でした。

そして、これを機に、徹底的に支払いをスリム化しようと、こころに決めて債務整理を依頼することにしたのです。

【債務整理後の感想】ご依頼者様より

今後は、利息もなく、払った分だけ借金が減っていくということですから、結果として良かったと思っております。

これで、晴れて(?)私は5年間、ブラックリストに載ることになったのですが、これによって、変なリースを組まされることも逆に言えばないわけです。

これ以上、借金を増やしたら、どっちにしろ、経営的にはアウトですので、今後は、借金に頼らずに売り上げを伸ばす方法を考えます。

まだまだ、未熟経営者ですが、これからも、よろしくお願いします。