息子がパチンコで借金を作り破産者になりそう
パチンコ依存症とかギャンブル依存症と呼ばれるいわゆる病気と、単に、気晴らしでしているのとはその境界が微妙ですが、いずれにせよ、それにより借金を膨らませてしまうというのはどう考えても問題です。
よく、
「パチンコで破産しちゃう」
とか
「ギャンブルでもう破産しそうだよ」
などと言いますが、破産できればいい方です。
法律上の破産手続きは、その効果として、借金の支払いが免除されるものですが、ギャンブルによってできた借金は、免責不許可事由と言って、基本的に支払い義務が免除されないと規定されているのです。
ただ、我が国は私的な民間のカジノ・ギャンブルは認められておらず、パチンコ以外は、ほとんどが光栄です。
その公的な団体が、どんどんテレビCMを流して、ギャンブルやりましょう、と煽っているのに、その誘惑に負けた人が借金漬けで、かつ、破産もできないなんて言うのはかなり一方的な見方です。
そのギャンブルにつぎ込んだお金はどこに流れているのでしょうか?
それが借金に基づくものなら、それを返還させよう、などとは誰も言いません。
パチンコ以外の宮城県民のギャンブルへのアクセスの容易さ
(1)競艇(ボートレース)
競艇場(ボートレース)は、宮城県のみならず東北地方にもありません。
ですが、場外発売場が結構あります。
MBP黒石(青森県)
BPなんぶ(青森県)
BP大郷(宮城県)
BP川崎(宮城県)
MBP福島(福島県)
BP玉川(福島県)
BP河辺(秋田県)
宮城県内では、
◆ボートピア大郷
所在地 〒981-3521 宮城県黒川郡大郷町中村字屋敷前80
◆ボートピア川崎
所在地 〒989-1507 宮城県柴田郡川崎町大字支倉字鳥屋沢山25-6
の2か所があります。
さらに、「テレポート」というネット投票システムがあるために、パソコン・スマホがあれば全国どこでも、すなわち、宮城県その他東北地方からでも投票することが可能です。
しかも、対応している銀行口座も、楽天銀行とかジャパンネット銀行とかのネット系銀行のみならず、メガバンクである三菱UFJ銀行や、ゆうちょ銀行までも対応しているのです。
(2)競馬
〈JRA 日本中央競馬会〉
◆福島競馬場
福島に東北で唯一のJRA競馬場があります。
〈地方競馬場〉
◆盛岡競馬場
所在地 岩手県盛岡市新庄字上八木田10
◆水沢競馬場
所在地 岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸1-2
以上の通りで宮城県には中央競馬場も地方競馬場もないのですが東北地方には、場外馬券売り場があります。
◆ウインズ津軽
〒038-1111青森県南津軽郡田舎館村大字高樋字大曲7-1
◆ウインズ盛岡
〒020-0803岩手県盛岡市新庄字上八木田10 盛岡競馬場内
◆ウインズ水沢
〒023-0831岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸1-2 水沢競馬場内
◆ウインズ横手
〒013-0043秋田県横手市安田字向田201 テレトラック横手内
◆ウインズ三本木
〒989-6321宮城県大崎市三本木字善並田24-1
◆ウインズ新白河
〒961-8061福島県西白河郡西郷村大字小田倉字前山50番地
宮城県内では、
◆ウインズ三本木
〒989-6321宮城県大崎市三本木字善並田24-1
の1か所があります。
さらに、「即PAT」あるいは「JRAダイレクト」というサービスを使って、インターネット(スマホ)投票をすることができます。
しかも、クレジットカードのほか、銀行口座決済も対応しており、ジャパンネット銀行、楽天銀行のほか、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行も使えます。
(3)オートレース
オートレース場は、宮城県のみならず東北地方にもありません。
ですが、場外発売場が結構あります。
◆オートレース六戸
所在地 青森県上北郡六戸町大字犬落瀬字坪毛沢146番
◆オートレース男鹿
所在地 秋田県男鹿市船越字内子294番地1055
◆オートレース六郷
所在地 秋田県仙北郡美郷町六郷字古館南6
◆オートレース大和
所在地 宮城県黒川郡大和町まいの四丁目5番1
◆オートレース宮城
所在地 宮城県柴田郡村田町小池336
◆オートレースあだたら
所在地 福島県二本松市渋川字舟山180-3
宮城県内では、
◆オートレース大和
所在地 宮城県黒川郡大和町まいの四丁目5番1
◆オートレース宮城
所在地 宮城県柴田郡村田町小池336
の2か所があります。
さらに、オートレースネット投票システムもあり、銀行口座決済は、ジャパンネット銀行、楽天銀行が使えるほか、メガバンクのみずほ銀行が使えます。
以上、いかがでしょうか。
こんなに多種多様なギャンブルがあふれています。
これでは、宮城県民、ギャンブルしようと思えば簡単にできるような状況です。
ギャンブルによる借金だと破産はできない?
パチンコをはじめとするギャンブルによる借金は「免責不許可事由」に、原則、該当すると述べました。
ですが、それでも、現在、きちんと辞めて、収支のバランスのとれた経済生活を営んでるとか、反省の状況、ギャンブルをやってしまった動機・経緯等の状況を踏まえて、例外的に、裁判官は、その「裁量」で免責を許可することができます。
簡単ではありませんが、自己破産手続きについて、弁護士に相談してみてください。
そして、息子さんにも、この辺りでパチンコと縁を断つきっかけをつかませてあげてください。