飲み歩いた借金のツケが回ってきます

借金の返済が滞るとどうなるか

借金の返済が滞り始め、督促状が来るようになりました。

当然、妻に怪しまれます。

我ながら下手な演技をしていたなと今でも冷や汗が出ますが、

「なんだよ、支払ったのに詐欺じゃないのよな?」

「会社が経費立替分の清算をまだしてくれていないのかな?」

みたいなバカなことを妻のシラケた表情に耐えながら話をしておりました。

いよいよ弁護士に借金の相談をすること決意

ですが、いい加減、もう無理だと考えて、夜も眠れなくなり、布団をかぶってスマホで調べて、こちらの弁護士事務所にメールで連絡をいれました。

最初は、

【借金減額シュミレーター】

というよく分からない所に申し込みしてしまい、

「東京にしか事務所がないけど、『全国対応』しているんで大丈夫です」

という電話がしつこくかかってきて本当に困りました。

「一度だけ、東京にいらっしゃることできませんか?有給かなんか使って。」

とか、

「出張相談もあるにはあるけど、費用が高くつくので、できればいらしてください。一回で済みます。」

とか、なんとか東京に来させようとするので、話になりませんでしたし、妻にバレないかと逆に冷や冷やさせられました。

ようやく相談できる弁護士事務所へ

運よく、当日に弁護士相談ができることに

こちらの事務所に電話したところ、なるべく早くの相談を希望とメールで送ったら、たまたま、その日の夜に弁護士の人が空いているということなので、夜の7時に相談予約をとってもらいました。

「とりあへず、持ち物も何もいりません。」

「ご自身で借金の内容とご自身の状況を伝えていただければ大丈夫です。」

とのことでした。

たまたま、普段から妻にバレないように持ち歩いている請求書・督促状がごっそりあったので、ドバっとはたくさんあったので、それらをガサっと渡して、経緯を説明しました。

当初は、キャバクラで飲み歩いたなどというと、怒られるかと思って、

「会社の接待費なのに、会社が経費として認めてくれないので自腹を切らざるを得なくなったんです。」

と説明しましたが、

「バブル期の土建屋じゃないんだから、会社の接待って言っても600万円も使わないでしょう?」

と言われてしまい、つくづく自分は話が下手だなあ、と思い知らされました。

その他の点も、気さくに、かつ、笑顔で的確に詰められてしまいました。

「奥さんや会社に言ったりなどしないので本当のこと言ってくださいね。」

と目が笑っていなかったので、その道の専門家には誤魔化しはやめようと観念しました。

しかし、怒られたり、説教されたりはしませんでした。

「どの弁護士に相談しても言われることは同じだと思いますよ。」

「奥さんに話をして、退職金で清算したら?」

と言われるでしょう。

やっぱりそうなるよなあ

「でも、それが出来ないから、うちの事務所に相談に来られたんですよね。」

任意整理で借金は減らないと言われる

「『任意整理』って言って、これはいわゆるリスケなんですが、なるべく分割払いの返済期間を長くとった個別の債権者との和解をする方法があります。」

「あなたの場合には、資産が結構あるので、破産とか個人再生って難しいんですよね。」

「すいません。私の給与はすべて妻が管理しているので、月に10万近いお金は難しいのです。」

「だけど、借り入れが最近なので過払いになっているという事もなく、元本を任意整理で減らすというのはなかなか難しいんですよ。」

「任意整理とかやってしまうと、もう、お金は借入できないんですよね?」

「また借金の返済のためにお金を借りる気ですか?」

「まともに金融機関からは借りられませんし、それにまた借りちゃうと借金が膨れるだけですので、意味ないですよ。」

「借りた金で返すなんて馬鹿な考えはやめた方がいいですよ。」

「要するに、月々のお小遣いというか、自由につかえるお金が少ないことが原因なのです。」

「そこで、お金を捻出する方法を考えましょう。

「今までも、例えば、職場の歓送迎会とかは、きちんとお金は頂けたわけなんですよね?」

「だったら、そこは、ランチをしたつもり、飲み会に出たつもり、として、少しずつもらって下さい。」

「次に、お金を作る方法も考えないといけません。」

「普通に考えられるのは、バイトと何か売れるものを売ること。」

「ヤフオク、メルカリ見てみて何か自分でも売れる物、思いつかないですか?」

「株とかギャンブルとかはダメですよ。」

「まあ、あとは、親御さんに万が一、余裕があれば、相続財産の前借をするとか。」

「まあ、いろいろ、やりながらですね。」

「頑張っていけば、奥さんにも何かの機会をとらえて話せるときが来るかもしれないですよ。」

等々、あれはどうか、これはどうか、ああでもない、こうでもない、と弁護士さんとのやりとりがありました。

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