[借金返済相談 仙台]ギャンブルで老後破産の親を自己破産に導く

ギャンブル(パチンコ)ばかりやっていて、借金まみれになり、老後破産状態の親を自己破産に導きたいとの相談

親を債務整理の無料相談(仙台)に連れていけるか

パチンコ

まずは、最初はお子さんや他の家族が代わりに債務整理の無料相談を利用して、親の状況について説明したうえで、アドバイスを受けてください。

そこで、どうやったら親の自己破産手続きをスムーズに進められるかの作戦を練ります。

ポイントは、

1)自己破産の委任を親にしてもらうこと

2)自己破産の申し立て準備を他の家族が全面的にサポートすること

3)破産管財人との面談

4)債権者集会

です。

このうち、1)、2)、4)については、どうしても親が自分自身で動いてくれないと代替が効かず難しいのです。

いずれにせよ、まずは、なんとか親を弁護士のもとに上手く連れていけませんでしょうか。

そこで、今後の話も含めた上で、

「1)自己破産の委任を親にしてもらうこと」

を目指します。

ギャンブル依存症について弁護士に相談

現実的な問題は、ギャンブルを辞められるかどうかです。

ギャンブル依存症になっていれば、自己破産の手続きをしている最中でも、また、ギャンブル(パチンコ)をやりかねませんよ。

そういうのが次から次への出てくると、さすがに免責が許可されない可能性があります。

ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症とは、ギャンブルをする行為あるいはその過程にのめり込み、ギャンブルをやめられない心理状態になることを言います。

単なる趣味が講じているのか、依存症なのかの区別は難しいですが、

アメリカのサウスオークス財団という所が開発したSOGS(SOUTH OAKS GAMBLING SCREEN)というギャンブル依存症か否かをチェックする国際的なテストがあります。

具体的には以下のような内容です。

【ギャンブル依存症 チェックテスト】

ギャンブルで負けたとき、負けた分を取り戻すためにまた、ギャンブルをしたことがありますか。

①全くそのようなことはない
②時々そうした(負けた回数の半分はしていない)
③負けた時は、たいていそうした
④負けた時は、いつもそうした

【1・2=0点 3・4=1点】

実際はギャンブルで負けたのに、勝っていると吹聴したことがありますか。

①いいえ、一度もない(あるいはギャンブルをしたことがない)
②はい、でも負けた回数の半分もない
③はい、たいていそうだった

【1=0点 2・3=1点】

自分には、賭けごとやギャンブルの問題があると思ったことがありますか。

①いいえ
②はい、過去にはあったが今はない
③はい


【1=0点 2・3=1点】

意図していた以上にギャンブルをしたことがありますか。

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

あなたのギャンブルについてまわりの人から非難されたことがありますか。

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

自分のギャンブルのやり方や、ギャンブルによって生じたことについて罪悪感を感じたことがありますか?

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

実際にはやめられないと分かっていても、ギャンブルを止めたいと思ったことはありますか。

①はい
②いいえ


【1=1点 2=0点】

ギャンブルをしていることを配偶者や子供、その他あなたにとって大事な人に知られないように、ギャンブルの券や宝くじ、賭博用の資金などを隠したことがありますか。

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

お金の使い方について、同居している人と口論になったことがありますか。

①はい
②いいえ
【カウントせず】

上記が「はい」なら、そのお金に関する口論の原因が、主にあなたのギャンブルだったことがありますか?
①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

誰かからお金を借りたのに、ギャンブルのために返せなくなったことがありますか?

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

ギャンブルのために、仕事や学業の時間を浪費したことがありますか?

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

ギャンブルのためか、ギャンブルによる借金を返すためにお金を借りた経験がありますか。

①はい
②いいえ

【1=1点 2=0点】

誰またはどこから借りましたか

・家計
・配偶者
・その他の親戚
・銀行、ローン会社、信用組合
・クレジットカード
・サラ金や闇金融
・株券、債券、保険を換金
・自分または家族の財産を処分
・当座預金口座(不正な小切手を発行)

【チェックがつくごとに1点】

【判定】

以上の点数を合計してその点数により以下のようであるとされております。

0:ギャンブルの問題なし
1-4:やや問題あり
5以上:ギャンブル依存症の疑い

5以上の方は、専門家に相談する方が良いかもしれません。

宮城県内のギャンブル依存症の相談先

宮城県精神保健福祉センター(〒989-6117 大崎市古川旭五丁目7番20号)では、ギャンブルについて、本人及びその家族からの相談を受けつけています。

(1)依存症相談(来所・電話)

電話からでも相談できます。

【電話番号】 0229-23-1603 (相談診療・デイケア班)

【受付時間】 月曜日~金曜日(祝日,年末年始を除く) 9時00分~12時00分,13時00分~16時00分

(2)依存症家族教室

ギャンブル等でお悩みのご家族を対象に家族教室を行っています。

内容は、依存症に関する講話(勉強会)と家族ミーティングです。

  
繰り返しになりますが、破産手続きを始めてからギャンブルをしてしまっても問題ですし、仮に、
なんとか、破産手続きで免責を得られたとしても、その後に、またギャンブルをしては意味がありません。

自己破産は、一度やったら、7年間、経たないと再度の自己破産の申し立てはできませんし、そもそも、何度も自己破産をしていては、一生、暗闇のままです。

破産手続きのためだけではなく、本当に、ギャンブル依存症から立ち直るようにサポートできるかがポイントです。